銀山温泉とは?
銀山温泉とは?
銀山温泉とは、山形県にある温泉のことです。
銀山温泉には、大正ロマンの湯の街 仙境の宿
というキャッチコピーがあります。
銀山温泉は、川沿いに湧き出した源泉を、
そのまま内湯にしています。
お湯は出羽の名湯として名高く、細かな湯花が混じった
乳白色のお湯です。
銀山温泉の旅館は、キャッチコピーからも分かるように、
ほとんどが、大正時代の建物のような外観になっています。
そのため、銀山温泉に足を踏み入れると、
まるでそこだけが、大正時代にタイムスリップしたような
錯覚に陥ります。
銀山温泉へ行くことになったら、
服装や持ち物も、銀山温泉にあわせて、
大正時代のような、レトロな雰囲気のもので
行くと良いかもしれません。
それから、銀山温泉では、四季を楽しむことができます。
春は、残雪の山々が少しずつ山桜色に染まり、
山菜が風味絶品です。
鳥たちのさえずりや、滝・渓流の水音、かじか蛙の声、
キリリと冷えたスイカなどの風物詩満載の夏は、
湯上りに歩く散策コースも火照った体が涼みます。
秋は、華やかに色づいた紅葉を眺めながらの散策が格別で、
きのこ料理で食欲を満たし、行楽の秋を思う存分に
楽しむことができます。
冬は、銀世界を灯すガス灯の明かりが、
一段とロマンティックです。
そして、冷えた体には、お風呂と熱々の鍋料理が待っています。
ここまで調べてみたら、私も銀山温泉に行ってみたく
なりました!
銀山温泉の特徴
銀山温泉の特徴
銀山温泉の特徴は、何といっても、その外観でしょう!
大正ロマンあふれる建物は、
大正時代を知らない世代にとっても、
楽しむことができます。
都会の喧騒に疲れた体を癒してくれる銀山温泉は、
まさしく、癒しの象徴であり、
銀山温泉に行けば、間違いなく、疲れを取ることができます。
それから、銀山温泉の周囲には、散策コースとして、
たくさんの名所を訪れることができます。
白銀の滝は、見事なほどにキレイな水が落ちてきて、
ドドドッ!という水音は不快感などなく、
滝の音によって、現実逃避することができます。
また、長者池の周囲を歩くと、都会にはない、
澄み渡った空気を吸い込むことができます。
ゆっくりと池の周りを歩いて、キレイな空気を吸い込めば、
体の中から、キレイになったような感覚になります。
他にも、銀山温泉の散策コースには、
銀鉱洞やせことい橋、茂吉の歌碑など、
観るところはたくさんあります。
銀山温泉は、昔懐かしい感じがする、
癒しの街としても、楽しめる温泉街となっているのです。
銀山温泉の能登屋
銀山温泉の能登屋
銀山温泉にある、いくつかの旅館を見てみましょう。
銀山温泉の旅館で、特に有名な旅館は、能登屋です。
銀山温泉といって、すぐに能登屋を挙げる人も
多いことでしょう。
そのくらい、銀山温泉の能登屋は有名なのです。
銀山温泉の能登屋は、宿泊人員は90名で、
客室は17室、宴会場には80名入れるようになっています。
露天風呂もあり、外観は風格がある建物となっていて、
国の登録文化財にも指定されている、由緒ある旅館といえます。
そもそも、銀山温泉は、その名のとおり、
昔は銀の鉱山として栄えていたといわれています。
500年もの歴史を持っているそうです。
そんな銀山温泉にある能登屋は、
奥羽山脈が望める雄大な自然の中で、
鉱山川を挟んで建ち並ぶ木造の旅館のひとつといえます。
そして、家並み保存条例という条例によって
守られている景観は、これぞ大正時代!というような
独特の趣で、しっとりとした、古き良き時代の面影を残している、
とても貴重な旅館といえるでしょう。
銀山温泉の藤屋
銀山温泉の藤屋
銀山温泉の旅館といえば、藤屋も有名です。
銀山温泉の藤屋は、宿泊人員16名で、
客室は8室、という、とても小さな旅館です。
小さいながらも、露天風呂と貸し切り風呂があることから、
とても人気の高い旅館となっています。
あまり、ごちゃごちゃした雰囲気が得意ではない人にとって、
銀山温泉の藤屋は、隠れ家的存在として利用できることから、
藤屋の宿泊利用者は、落ち着いた雰囲気を味わいたい、
という人が多くなっているようです。
また、大正時代の趣がある銀山温泉としては意外なことに、
若女将が外国人という藤屋は、特殊な雰囲気といえるでしょう。
(若女将は藤屋の7代目と結婚したそうです)
そして、外観からは想像もつかないような感じですが、
旅館内には、おしゃれなカフェもあり、
エステプランも充実していることから、
これは、若女将のアイデアだということがうかがえます。
大正ロマンあふれる銀山温泉でも、外国人に触れることができる
藤屋の若女将に会いに、ぜひ、行ってみたいものです。
銀山温泉の昭和館
銀山温泉の昭和館
銀山温泉の旅館で、他にも昭和館という旅館があります。
銀山温泉の中でも、昭和館は、昭和という名称から、
何となく、大正時代よりも新しい元号のため、
他の旅館よりも、斬新なイメージがあります。
その名に惹かれて、昭和をイメージした人たちが
利用することが多いようです。
ですが、銀山温泉の他の旅館と同じように、
昭和館も大正時代をイメージした旅館になっています。
銀山温泉の昭和館は、宿泊人員50名で、
客室が11室、宴会場は40名まで入ることができます。
昭和館の入り口外観は、銭湯を思わせる造りとなっており、
ちょっと変わったところが、また、魅力的でもあります。
銀山温泉の中では、比較的、中堅どころ、というか、
大きくもなく小さくもなく、といった感じの旅館といえるでしょう。
宿泊には、大きい(広い)旅館を望む人も居れば、
小さい(狭い)旅館を望む人も居ます。
また、特にこだわらない人も居ます。
昭和館は、どんな人でも宿泊しやすい大きさといえるため、
特にこだわりのない方が多く、宿泊しているようです。
お金と時間があれば、ぜひ、銀山温泉の旅館を
泊まり比べ(?)してみたいものです。